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夢工房 『浩』~☆”

夢工房 『浩』~☆”

クリスマスの思い出

学生時代にやった数あるアルバイトの中で、塾の講師の時の話。
春くらいに開講、夏休みの集中講義とかやったっけ。
冬になり、クリスマスの頃教え子たちから、僕の下宿へ来てクリスマスパーティーをやろうということになった。
総勢10人くらいが、となりのとなりの町から電車でやってくることになった。
当時のガールフレンドに協力を願い、快く引き受けてくれた。
ケーキを買ってきたり、食事の用意もできた。
約束の時間になって駅に迎えに行く、小学生4・5・6年生10人が降りてきた。
皆それぞれに交換用のプレゼントも用意して。
向かう道々、何のゲームをして遊ぼうかとか、なんかにぎにぎしく歩いて行ったっけ。
下宿と言っても、大家さんの目の前プレハブの仮設住宅みたいな感じだ。
台所8畳と、和室4畳半。そこにまったく知らない同士の学生が、知人の紹介で2人で住んでいた。彼は実家に帰っていた。
はたしてパーティーは始まる、おいしく食事を頂き、その後でトランプで遊んだりお絵かきもしたりした。
楽しい時間はあという間に過ぎる。
プレゼント交換、数字を書いた紙を各自袋から取り出す。
僕の番だ、引いた。
よくみると、僕のプレゼントが自分に来てしまった。
皆、大笑いした。
で、結局プレゼントは全部、僕にあげようと言い出されて、なにか断るのも皆の
善意に悪く結局もらってしまったっけ。
もう、みんないいお父さんお母さんになってるんだねー。



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